ポケットwifiの使い方は?操作の方法と便利で楽しい活用術まとめ!
ポケットWiFiって便利そうだけど、どんな使い方があるんだろう? WiMAXやY!mobileなどのポケットWiFiは、いってみれば「持ち運べるインターネット」。
電波さえ入るところなら、日本のどこにいてもインターネットを楽しむことができます。
特に今は格安SIMが広まってきて、あれも実はモバイルルーターと組み合わせると使い方の可能性をグッと広げることができるんです。
そんなポケットWiFiの基本的な操作方法や、楽しく便利な活用術について、まとめてみました。
この小さな本体の中には、大きな可能性が広がっていますよ。
基本的な操作は簡単な3ステップ
ここでは、ポケットWiFiルーターの基本的な操作方法を解説します。
といっても、普通にインターネットにつなげて使う分には、とくに難しいところはありません。
大きく分けて3つのステップです。
電源を入れる
まずはWiFiルーターの電源を入れましょう。
スイッチは機種によってちがいますが、ボタンで押すタイプのものや、横にスライドさせるタイプが一般的です。
注意したいのは、ほとんどの機種で長押し(長スライド)する必要があること。
つまり一瞬だけスイッチを入れても電源が入らないのです。
これは、誤作動を防ぐためです。
すぐに電源が入ってしまう仕組みだと、たとえばカバンの中で何か小物が当たってスイッチが入ってしまい、いざ使いたい時にバッテリーが空っぽ・・・なんてことも考えられますよね。
ですので、簡単に電源が入ってしまわないようになっているのです。
つなげる機器でWiFiルーターを探す
電源を入れたら、さっそくインターネットにつなげる準備をしましょう。
どんな機器でインターネットをするかによって、接続するための画面や操作は変わりますが、これも基本的に手順は同じです。
以下に、パソコン(windows)とスマートフォン(iPhone)の場合をまとめました。
まずは、デスクトップ右下にある上向きの三角のようなマークをクリックします。
するとサブウィンドウのようなものが上に開くので、扇形のようなアイコン(WiFi)をクリックしてください。
周りにあるルーターなどのSSID一覧が表示されますので、ご自分のWiFiルーターのSSIDと同じものを探します。
ポケットWiFiにはすべて、SSIDという個別に設定された番号があるので、他の機器とかぶることはありません。
SSIDはどのルーターでも操作画面から確認することができます(上の写真は502HW(ワイモバイル)の確認画面)。
お持ちのWiFiルーターのSSIDを見つけて接続をクリックしたら、次はパスワードの入力です。
パスワードは契約時に送られてくる商品一式のセットに同封されていますし、ルーター本体の設定画面から確認することもできます。
大文字、小文字、まぎらわしい文字(数字の0とアルファベットのOなど)を間違えないように入力すれば接続完了。
これだけでネットを使い始めることができます。
続いてはiPhoneでのWiFi接続手順です。
まずはホーム画面の設定アイコンをタップします。
設定画面のWi-Fiの部分をタップ。
最初はWiFiのスイッチがオフになっているので、右にあるスライドボタンを右にスライドさせてスイッチをオンにします。
パソコンの場合と同じく、周りにあるWiFi機器のSSIDがすべて表示されるので、自分のWiFiルーターのSSIDを選びます。
パスワードの入力を求められるのでWiFiルーターのパスワードを入力すれば完了です。
ポケットWiFiの真骨頂はこれ
では、モバイルWiFiを使う大きなメリットは何なのでしょうか?以下に代表的なものを挙げてみました。
スマホの通信量を節約できる
とくにドコモやau、ソフトバンクなどのいわゆるキャリアに加入している方はわかるかと思いますが、通信料金って高いですよね。
ドコモだとデータ量が2GBと最小のデータSパックでも毎月3,500円しますし、その上の標準的なデータMパックだと5,000円。
これでも5GBしか通信できないのでYoutubeなど動画を毎日見まくっていたら容量オーバーしてしまいます。
対して一番人気のWiFiサービスであるWiMAXなら、毎月の通信量に制限のないギガ放題というプランがあるので、基本的にインターネットはつなぎ放題。
つまり、たとえば通信制限にかからないよう3日で10GB使ったとしたら、単純計算で1ヶ月で100GBまで使うことができます。
WiMAXですとこれだけ使っても月4,000円弱。
たとえばドコモに30GBで8,000円というプランがありますが、比べたらその安さは圧倒的ですよね。
動画や大容量のゲーム、アプリなどデータをよく使うサービスはWiFiで、LINEなどのSNS、メール、普通のwebページ閲覧など軽いやりとりはスマホでとすみ分ければ、データに不足しない賢い使い方ができます。
え?こんな便利な使い方も!
あ、こういう使い方もあるのか!という驚きがあるのがポケットWiFi。
契約時のメリットに由来するものや、ルーターとしての機能を活かしたものなど、発想しだいでいろんな可能性があるガジェットです。
新居でもネットがすぐに使える
たとえば進学や就職、転職などで引越しをした場合、新しい住まいで固定回線を引いていなかったらネットが使えないですよね。
フレッツやnuro、USENなど有線の光インターネットは、申し込んでから調査や工事などで時間がかかるので、事前に契約しておかないとすぐに使うこともできません。
ポケットWiFiがあれば、どこでもインターネットができるので新居でも困りません。
しかも無線なのでわずらわしいケーブルもなし。
また、最近は据え置き型のWiFiルーターで固定回線代わりに使うことも可能。
ルーターが届いたその日から使える簡単さも魅力的です。
据え置き型ルーターで一番人気の機種を実際に使ってレポートしていますので、よければぜひご参考ください。
格安SIMを差し込める
従来のバカ高かったキャリアのスマホに対して、月数百円から使うことができる格安SIM。
総務省の後押しもあって爆発的に普及しています。
このSIMカードはスマホに挿して使うもの、と思っている方がほとんどかと思いますが、実はモバイルWiFiルーターに挿して使うこともできるんです。
一見意味のなさそうなやり方ですが、実はすごいメリットがあります。
モバイルルーターというのは、たくさんの機器を接続することができます。
対してスマホはSIMカードを挿しているものしかネットを使うことはできません。
つまり、ルーターにSIMを挿せば、手持ちのスマホだけでなくタブレットやノートパソコンなど、WiFiに対応したさまざまな機器を一度に接続することができます。
災害など緊急時の連絡手段にも
WiFiルーターは通話こそできませんが、ツイッターやチャットワーク、メールなどネット経由の伝達サービスは使えます。
縁起でもない話かもしれませんが、地震を始め最近では豪雨など、突然の災害に遭う可能性もあります。
とくに大規模災害が起きると、たくさんの人が安否の確認でいっせいに電話をするので、回線がパンクしてつながらなくなることがあります。
阪神淡路大震災や東日本大震災でもそんなケースがあったかと思います。
そんな時WiMAXなどがあれば、電話がつながらない時の緊急連絡にも使えるかもしれません。
何にしても、複数の連絡手段を持っておくのはセーフティーレベルを高める有益な行為です。
海外へ行った時の使い方は
最近は海外旅行の必須アイテムになりつつあるポケットwifi。
「海外行くならイモトのWiFi」のCMキャッチフレーズが定着し、他にもグローバルWiFiなど海外wifiレンタルサービスがどんどん登場しています。
基本的にこれらのwifiも国内で使うのと同じ感覚で利用できますが、少し注意することもあるので以下にまとめました。
代表的なイモトのWiFiを例に解説します。
大きくわけて2つのステップがあります。
事前に通信機器のデータローミング・モバイルデータ通信を切る
日本を出発する前に必ず、「データローミング」「モバイルデータ通信」をオフにしておきましょう。
なぜなら、これらをオンにしたまま海外へ行くと、自動的に現地のパケット通信に接続されてしまい、後で高額の料金請求がくることがあるからです。
たとえば日本で7GBまで使えるプランに入っていても、海外で使った分は含まれないので別に請求されてしまいます。
現地でwifiルータと通信機器を設定し接続する
これは、国内でポケットwifiを使うのと特に変わりません。
現地に着いたらwifiルーターの電源を入れ、本体にシールで記載されているSSIDとパスワードをお使いの機器に入力すればOKです。
日本にいる時と同じ感覚でネットが使え、一日あたり数百円からプランがある手軽さから、海外wifiレンタルサービスはすごい人気になっています。