ポケットwifiって月額いくら?値段の各社比較と注意すべき罠
ポケットWiFiがいくら便利とはいっても、やはり料金が高いのは嫌ですよね。
家電製品みたいに買う時だけお金がかかる商品ならまだしも、ポケットWiFiは、スマホなどと同じように月額で料金がかかってきます。
しかも、短期間で解約すると違約金があるので「やっぱりやめた」を気軽にやりにくいサービスです。
つまり、最初にどれだけ割安な業者を選ぶか?がとても重要なんです。
このページでは、ポケットWiFiの料金の項目や、本当の月額料金や安さをカン違いしやすい公式ページの謳い文句など、お金に関する内容をわかりやすくまとめました。
また、解説はいいからとにかく安い業者を知りたい!という方は、ページ下部にある「●●●●●」でわかりますのでこちらをご参考ください。
ポケットWiFiの料金は「ひとつ」じゃない
まず、ポケットWiFiは月額で料金がかかってくるサービスなのですが、ややこしいのはそこにもいろいろな項目が含まれることです。
人気のWiMAXを例に挙げてみましょう。
以下は、WiMAXを提供しているプロバイダ「BroadWiMAX」の料金にかかってくるものです。
申し込んだ時と毎月の支払い時、そして解約した時に大きくわけられます。
契約時の事務手数料がかかります。
これはいろんな業者がありますが3,000円で統一されています。
ただし、各社のキャンペーン内容によっては、手数料が無料になったりします。
さらに初期費用という項目もありますが、これもキャンペーンで申し込むと無料になることがほとんど。
あとは端末そのものの料金です。
が、これは無料か1円といった実質無料の価格です。
つまり、ポケットWiFiは申込時に費用はほとんどかからないサービスということです。
まず、WiMAXにはふたつの料金プランがあります。
プランそのものはどの業者でも共通ですが、料金は差があります。
BroadWiMAXですと以下のようになります。
プラン | 月額の料金 | 通信量 |
---|---|---|
ギガ放題プラン | 4,313円 | 7GBまで |
ライトプラン | 3,406円 | 無制限 |
BroadWiMAXの場合、支払い方法はクレジットカードと口座振替が選べるので、上記の料金を毎月支払っていくことになります。
さらに、万が一の故障や紛失などに対応するアフターサポートや、プロバイダ独自のサポート(BroadWiMAXでは「My Broadサポート」)などの料金(上記に含まれています)がかかります。
こうしたサポートは必須ではないのですが、入会時の端末代や初期費用無料などの条件にサポート加入が含まれていることが多いので、実質入ったほうが料金総額は安くなります。
これは、違約金の話です。
消費者としてはどうにも納得しづらい話ですが、古くはケータイの時代から、この手のサービスには違約金(解約金)がつきまといます。
いわゆる「2年以内に解約したら違約金○○○○円」のものです。
ポケットWiFiも例外ではなく、指定されている期間までに解約をすると違約金を支払う必要があります。
BroadWiMAXの場合、契約から24ヶ月以内に解約すると契約解除料が最大で19,000円(税抜)かかります。
最大というのは、それまでの契約期間で解除料が変わるからです。
契約月から12ヶ月目までが19,000円で、13ヶ月目から24ヶ月目は14,000円になります。
そして25ヶ月目の間は0円となり、それ以降になると2回目の更新月になる49ヶ月目以外は9,500円になります。
注意したいのは、解除料が0円になるのは25ヶ月目と49ヶ月目だけということ。
2年使ったからもう大丈夫でしょ、と考えていると次のタダ期間はまた2年先になり、それまで違約金9,500円を取られることになるので注意しましょう。
高額キャッシュバックは安くなる印象を受けますが
ところで、WiMAXなどのポケットWiFiのバナー広告や公式ページなどでこういう広告をよく見かけると思います。
キャッシュバック、つまり現金そのものが戻ってくるキャンペーンで、上記のGMOとくとくBBのWiMAXを申し込むだけで4万円を超える高額のお金を手にできます。
これだけ聞くと「すごい!」と思ってしまいますよね。
実際にお金が戻ってくるので、その分トータルの支払い額も安くなる印象も。
ただし、よく考える必要があります。
それを知る前に、安易にキャッシュバックに飛びつくと損をする可能性もあります。
さらに、これは料金とは関係のない話ですが、キャッシュバックを正しく受け取るには手続きがけっこう面倒なのも気になります。
ミスをしてしまいそうな手続き内容
まずもらえる時期ですが、契約から11ヶ月後とかなり時間が経ってからなので、いつ契約したかは、少なくてもメモしておくことが必要です。
さらに、これはGMOの場合ですが、使い始めて11ヶ月が過ぎた頃に来るキャッシュバックの案内手続きメールがGMOとくとくBB独自のメールアドレスのみになります。
普段使われているGmailや固定回線のメアドには来ないので、メールが来たことに気づきにくいのです。
実際、このメールに気づかずキャッシュバックをもらえなかった、という人がTwitterでちょっと検索してもたくさんいます。
【高難易度】WiMAXのキャッシュバックが鬼畜過ぎる。
GMOのキャッシュバック難民にならないための対処法 https://t.co/95psybLt6F なまけるのに飽きるまで さすがGMO、やり方が汚い。 とことん汚い。 — はっしぃ@('ω'乂)('ω'乂) (@hsy_ememan) 2016年12月4日
入会のときのキャッシュバックの連絡もかなりわかりにくくてスルーさせることを狙ったちょう悪質なものだったが やっぱGMO関連のサービスからは一刻も早く手を切らなければ
— 潮時 (@shiodoki) 2016年12月6日
GMOとくとくBBのキャッシュバックをゲットした。
長い道のりだったけども、本当に不親切なキャンペーンだった。 — テ (@uxo809) 2016年12月30日
このメールはGMOの会員サイトにログインしないと見れないので、時期が来たらログインできるよう準備しておく必要があります。
さらに厄介なのが、ログイン時のパスワードは契約時に書面で郵送されるだけということ。
それをなくすと再発行するのも非常に面倒な手続きが必要です。
高額キャッシュバックは確かにインパクトは大きいですが、もし適用を受けるなら正しい手続方法を事前にしっかりと理解することが大切です。
最近はGMOもキャッシュバックがない代わりに月額が安いプランがあるなど、選択肢が増えているのでよく考えたいところですね。
本当に安いプロバイダを知るには「実質月額」がカギ
繰り返しますが、いくらキャッシュバックが高額でも、月額利用料が安くても、契約期間トータルの総額で見ないと意味がありません。
さらにその総額を契約月数で割れば「実質の月額料金」がわかるので、その金額で比較すれば本当に安いプロバイダがわかります。
たとえば以下のBroadWiMAXのように、キャッシュバックがなくても割安なところはあります。
BroadWiMAXは、他社が3,000円台後半~4,000円台の月額なのに比べて、最安で2,726円から利用することができます。
これもキャンペーンの一環なんですが、利用開始月から2ヶ月目まで月2,726円で使え、それ以降は2年が終了するまで月3,541円、その後は4,041円になります。
上の図を見てもわかるように、ずっと2,836円ではないのでそこは注意。
ただ、2年間で支払う総額で考えたらBroadWiMAXは価格面でかなり有利。
高額なキャッシュバックがない代わりに、実際に最も重要な月額を下げるというのが大きな特長です。
月々数百円の違いでも、それが積み重なれば大きな差になるということです。
ただ、単純な安さだけでいえばここ以上の業者もあります。
以下の記事では、ポケットWiFiのほとんどの業者の価格をさらに突き詰めて比較していますので、こちらも合わせてご覧になってみてください。