モバイルWiFでインターネットをするには、WiMAXやPocketwifi、携帯キャリアのwifiプランを必ず契約する必要がある、わけではありません。
最近、格安でWiFiを使えるSIMフリーWiFiルーターが人気になっています。
簡単にいえば、SIMフリーWiFiルーターはどんなSIMでも挿して使えるWiFiルーターのことです。
ルーターは単体でAmazonなどで安く買えますし、ものによっては海外でもそのまま使えたりと便利なSIMフリールーター。
ここでは、SIMフリーWiFiルーターのメリット・デメリットをはじめ、WiMAXなどプロバイダのモバイルWiFiと優劣を比較してみました。
いま人気のSIMフリーWiFiルーター
HUAWEI Mobile WiFi E5577
約10,000円という低価格でNTTドコモのプラチナバンドなどにも対応するHUAWEI Mobile WiFi E5577。
モバイルバッテリーとしても使える3000mAhの容量で、連続待受時間は最大約600時間、連続通信時間は最大約720分を実現しています。
WiFiも最大10台まで同時に接続できるので、外でパソコン等をする時でもまず困ることはありません。
本体はやや厚みがありますが、クレジットカードなみのサイズなので、ポケットや小さめのポーチでもらくらく収納できます。
SIMさえ対応していれば国内でも海外でもボーダーレスに使えるのはSIMフリーWiFiルーターならではのメリットですね。
HUAWEI Mobile WiFi E5577の仕様
製造 | ファーウェイ(HUAWEI) |
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寸法 | 約H96.8×W58×D17.3mm |
重さ | 約112g |
バッテリー持続時間 | ■連続通信時間 約720分 ■連続待受時間 約600時間 |
色 | ブラック |
SIMのタイプ | 標準SIM |
NETGEAR AirCard AC785
世界93カ国に対応しているモバイルルーターがこのAirCard AC785。
ドコモ系の格安SIMに対応しているので、割安な料金で複数台ネットが楽しめます。
1.77インチカラー液晶を搭載しており、データ使用量や接続機器数、電波やバッテリーの状況もわかりやすく表示。
スマホで使う専用アプリがあり、SIMフリールーターを使う時に必要なAPN設定もかんたんにできます。
ただ、バッテリーの容量が2000mAhとやや心もとないのが気になるところ。
液晶モニターの明るさを変えられるなどある程度の節電はできるので、状況に合わせて設定変更するのがいいですね。
NETGEAR AirCard AC785-100JPSの仕様
製造 | NETGEAR |
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寸法 | 約H110×W69×D16.6mm |
重さ | 約127g |
バッテリー持続時間 | ■連続通信時間 10時間以上 ■連続待受時間 300時間 |
色 | ホワイト |
SIMのタイプ | マイクロSIM |
HUAWEI Mobile WiFi E5383
アマゾンのSIMフリーWiFiルーター人気ランキング常連モデルがこのHUAWEI Mobile WiFi E5383。
約6,000円の実売価格ながら、LTE Cat6に対応して下り最速300Mbpsの高速通信を可能にしています。
操作も2.4インチの大画面、さらにタッチパネルなので直感的に使うことができます。
WiFiも高速な11ac対応だからストレスを感じません。
できるだけコストを抑えてモバイルWiFi通信を利用するなら、俄然候補にあがるモデルです。
HUAWEI Mobile WiFi E5383の仕様
製造 | ファーウェイ(HUAWEI) |
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寸法 | 約H95×W58×D16.4mm |
重さ | 約120g |
バッテリー持続時間 | ■連続通信時間 約780分 ■連続待受時間 約1200時間 |
色 | スペースグレイ シルバー |
SIMのタイプ | nanoSIM |
Aterm MP01LN
クレジットカードより縦横が小さい業界最小&最軽量のコンパクトモデルがこのAterm MP01LN。
安心の国産メーカー製ですが、性能的にはLTEの下りが最大でも150Mbpsとファーウェイの製品より劣っています。
設定もnanoSIMカードを挿入して電源を入れるだけで、機器がAPNを自動的に選択するのでめんどうなせっては不要。
連続待ち受けは最大900時間となかなかのスペックで、自動スリープ機能があるのでムダなバッテリー消費を抑えてくれます。
Aterm MP01LNの仕様
製造 | NECプラットフォームズ |
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寸法 | 約H91×W50×D12mm |
重さ | 約71g |
バッテリー持続時間 | ■連続通信時間 約600分 ■連続待受時間 約900時間 |
色 | メタリックブルー パールピンク(数量限定) |
SIMのタイプ | MicroSIM |
SIMフリーWiFiルーターの基礎知識
ここでは、SIMフリーwifiルーターの基礎知識を解説していきます。
SIMフリーwifiルーターというのは、ひとことで言えば「SIMロックのかかっていないwifiルーター」のことです。
反対にSIMロックがかかっているwifiルーターとは、WiMAXやワイモバイルなどで契約するwifiルーターになります。
SIMフリーwifiルーターは、こうしたロックが一切かかっていないので、さまざまな通信プロバイダのSIMで利用することができます。
SIMフリーWiFルーターのメリット・デメリット
SIMフリーWiFiルーターのメリットとデメリットをまとめました。
主に、同じWiFiルーターのWiMAXやPocketwifiと比べてどうなのか、というのが焦点です。
- 格安SIMで安く運用できる
- 海外でプリペイドSIMを利用できる
- 違約金が発生しない
格安SIMで安く運用できる
先述の通り、中に入れるSIMを自由に選べるSIMフリールーターは、さまざまな格安シムのサービスを利用できます。
こうなると料金的には、契約したプロバイダの料金になるので、プランによってはものすごい安く運用することも可能。
ちなみに今最安のプランは、nuroモバイルの0SIMプラン。
これは月500MBまで完全に無料で使えるとんでもないプランです。
その他、格安SIM各社の最安プランを一覧にまとめましたので、よければ参考にしてみてください。
格安SIM各社の最安プラン
格安SIM業者 | 料金 | 通信量 |
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nuroモバイル | 0円 | 500MB |
DMMモバイル | 480円 | 1GB |
ロケットモバイル | 590円 | 1GB |
イオンモバイル | 480円 | 1GB |
b-mobile | 190円 | 100MBからは従量制 |
LINEモバイル | 500円 | 1GB |
DTI SIM | 600円 | 1GB |
エキサイトモバイル | 670円 | 1GB |
楽天モバイル | 900円 | 3.1GB |
mineo | 700円 | 500MB |
IIJmio | 900円 | 3GB |
海外でプリペイドSIMを利用できる
これも、見逃せないメリットです。
面倒な契約など一切不要で、決まった量の通信だけを買う感覚で使えるプリペイドSIMを利用することができます。
たとえば海外へ行った時、現地でプリペイドSIMを購入してWiFiルーターにセットしてネット利用すれば、SIMの種類にもよりますが安くなる可能性も。
しかもamazonなど大手通販なら、日本にいながら海外のプリペイドSIMを買うことができます。
行く国によっては現地で買うのが大変な場合もあると思うので、行き先が決まれば事前に購入しておけば安心ですね。
違約金が発生しない
これもWiMAXなどと比べても明らかに優位な点ですね。
格安SIMのデータ専用プランは、いつ解約しても違約金がかかりません。
文字通り好きな時に契約して、好きな時に解約することができます。
上述のプリペイドSIMもそうですが、SIMフリーwifiルーターはネットを使いたい時だけ無駄なく使えるのが大きなメリットです。
- 性能面(通信速度)で見劣りする
- 使い放題にはならない
- サポート面で弱い