ワイモバイルの高速通信モードであるアドバンスモード。
「AXGP」と呼ばれるアドバンスモードは2.5GHz帯を使った通信方式(ライバルのWiMAX2+と同じ)で、より帯域が広くて高速通信ができるモードです。
カタログデータの最大値ではなく、実際の主要都市での計測結果を平均化した実効速度でも55~95Mbpsという結果が出ています。
ただし、以下のエリアマップを見るとわかりますが、対応している範囲が狭いです。
アドバンスモードだと月に7GBの制限がなくなり、実質使い放題になります。
ただし、設定変更を忘れていると適用されないなどの注意点があります。
私は現在、ワイモバイルのアドバンスモード(アドバンスオプション)に加入しているので使えるのですが、これって本当に通信速度は速くなるのでしょうか? これを確かめるため、標準モードとアドバンスモードの速度を実際に計測してきました!結果は意外なものに・・・。
いつものイオンモールでアドバンスモードの速度比較
残念ながら自宅ではアドバンスモードの通信がそもそもできなかったので、近所のイオンモールへ。
家の近くのイオンモールのフードコートは、あまり長時間でなければパソコンを広げてちょっとした仕事もできるので便利なんですよね。
ただ、これは店舗によって対応が違うようです(パソコンや自習などを禁止しているイオンモールもあるようです)のでご注意ください。
アドバンスモードへの変更は簡単な操作でできます(502HW)。
- ホーム画面で「設定」をタップ
- 「ネットワーク設定」をタップ
- 標準モードからアドバンスモードへ切り替える
標準モードとアドバンスモードの速度比較
ではいよいよ速度計測です! いままで計測アプリは「RBB SPEED TEST」を使っていたのですが、今回から「Speedtest」に変更しました。
特に問題があったからではないんですが、Speedtestの方が単純に見た目がかっこよくてわかりやすかったからです。
まずは標準モードの速度からです。
ダウンロード | 32.20Mbps |
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アップロード | 23.64Mbps |
続いてはアドバンスモード。
ダウンロード | 28.84Mbps |
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アップロード | 4.45Mbps |
遅なっとるやないかーい! ダウンロード、アップロードともに劣化してますが、アップロードの速度低下が特に顕著ですね。
もちろんルーターやスマホの位置も動かしてないですし同条件です。
う~ん、どこがアドバンスなんだろう・・・というのが正直な印象ですね。
ただ、計測場所が東京や大阪など大都会でなく、エリアマップでは対応済みとなっているもののあまり電波は強くないのではというのは想像できます。
実際、私の家は室内にいるとWiMAXも電波を拾えません。
つまりアドバンスモードのポテンシャルを100%発揮できていない、ということですね。
このデータだけでアドバンスモードは期待はずれ、というのは早計だと思うので、都市部での速度比較もやってみる必要があると感じました。